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BTG 城郭都市研究会
Institute of BTG

『大陸西遊記』編集部
“Journey to the West of Zipangu”

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現地レポーター : 中之島仙人




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テーマ ~歴史上のそのとき、その都市やいかに!?~

本サイトは、古城遺跡に大きなロマンを感じ、母国日本の西方に広がるアジア大陸を巡るうち、ついに仙人化した一人の男の見聞録&妄想忘備録を寄せ集めたものです。

書物から読み解く「歴史(時間軸)」と、現場を歩いて体感する「歴史(場所軸)」との妄想融合を楽しむ研究会メンバーによる合作ドキュメンタリーとなっています。

そのテーマは、ずばり、「その時代、その場所やいかに!?」。

各地の郷土史の観点から、過去の歴史を振り返り、そのころの風景や様子を妄想してみる、そして、現代にはどのような姿と化しているのか。。。という切り口でアプローチを試みています。
中国全土には1500以上もの城郭都市が存在していたと言われ、それらの古今にスポット・ライトを当てたレポートを発信中です。


仙人の独り言1 ~歴史のタテ軸 ヨコ軸(時間と場所)とは~

今日でも、歴史と現代の接点は、私たちの身の回りにたくさん転がっています。
東京で言えば、駅名(大手門、溜池山王、赤坂見附、半蔵門など)や地名(銀座、日本橋鍛治屋町、八丁堀、新橋、浜松町など)。 これらは、江戸期に実在した町や橋、運河や大名屋敷の記憶が反映され命名されています。大陸中国でも同様に、「南門口」「東門路」「府前街」「米倉巷」などなど、かつての城郭都市時代の市街地の記憶が、現在の路地名や地名にしっかりと刻み込まれています。

こうした歴史の残影をプロットしていくことで、「その場所に、かつて何が?」という視点から、旧市街地の風景や情景を想像することができます。
その際、古代の王朝勢力図や都市の古地図、そして歴史書を参照しつつ、頭の中で場所軸と時間軸を交錯させることになります。

大陸西遊記

当サイトは、「その場所」へ直接、足を踏み入れ、見聞してきた内容をできるだけ豊富な写真と現場情報を収集・編集して、掲載しています。ナマの情報を最も近い「現場、その場」から入手したい、という読者の皆様の探究心に少しでも貢献させて頂ければ幸いの極みでございます。


仙人の独り言2 ~歴史の三次元的アプローチとは~

そして、このタテ軸・ヨコ軸の二次元的歴史妄想にさらに花を添えるのが、「その時、その場所で、人々は何を選択したのか」という第三次元的な妄想です。「なぜ、その人はここでその行動を取ったのか」、という心理面での推察は、いつも後世の人々が後付け的に考え、解釈してしまう歴史アプローチなのですが、同じ人間が生きてきた空間を我が身のごとく体感し、「もしも、If....」の妄想世界へと広げてくれる面白さこそが、歴史の醍醐味と言えます。

ドイツ帝国の宰相ビスマルクの格言に、『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』というものがあります。
これだけ科学技術や医療、消費文化が発達した現代にあっても、人々は過去の歴史から今後の未来の指針を得ようと必死です。今日、世に出回る多くの経営指南書、人生哲学書、占星術書などは、結局は、古典の引用、過去の歴史事実や統計データの集大成などを起点に、現代の世界に合致する内容へ解釈され、分かりやすく解説されていることが事の本質となっています。人間は過去の事例から謙虚に学び、不確実な未来への道標とするしか、将来の不安への対処方法を持たないのです。

歴史を学ぶことの大切さ、それはすなわち、未来へと生きる我々自身のため、と言えるわけです。


歴史遺産保存活動の人類史的な意義についての、中之島仙人の考え

真摯に未来に向き合う際、過去の歴史事実や遺跡は、我々現代人に多くの示唆を与えてくれます。こうした歴史上の先輩諸氏の生き様を感じ取る我々の脳裏のアンテナを、常に研ぎ澄ました状態で保持し続けるには、やはり「歴史」を日常的に体感できる場が必須だと考えています。

こうして観点から、歴史遺跡の保存活動の意義が見えてきます。すなわち、過去に生きた人々から謙虚に学び、今に生きる我々自身の人生訓とし、またその知見を未来の次世代へ継承させていくバトン・レースにおける、「バトン」そのものと言えます。

西洋文明が世界を席巻した近代以降、多くの国や地域ではそれまでの自らの伝統文化や風習は時代遅れのものとみなされ、蔑視や破壊の対象とされてきました。
今の大陸中国もまさに経済成長が最適解の時代にあり、よりよい物質社会を追求する成長路線を邁進中です。しかし、どの国でも同じように、一定の経済的豊かさを手に入れた段階で、それまでの自国文化や遺産の大切さに気付き、その保護策が講じられるようになってきます。台湾しかり、韓国しかり、そして日本も同様でした。中国でもあと10年もすれば、そういう時代が到来すると思います。

当研究会は、現時点における大陸中国における歴史遺産の保護活動の不十分さを目の当たりにし、悠久なる歴史を体現する遺跡保護の支援や啓蒙活動が喫緊の課題ではないかという問題意識から、同様の危機感を持つ有志が募って設立する運びとなりました。

少しでも多くの歴史ファンを増やし、また教養としての歴史知見の大切さや面白さを広く社会に発信しながら、歴史遺産の保存・広報活動を展開していきたいと考えています。


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