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上海市 ~ 人口 2,510万人、 一人当たり GDP 100,000 元


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  上海県城
  華亭県城(華亭府・松江府)
  青浦県城
  類県城
  奉賢県城
  金山県城
  南滙県城
  川沙托民庁
  嘉定県城
  崇明県城
  宝山県城



【 上海市の歴史 】

上海市一帯は、春秋時代においては呉国、戦国時代期には呉国、越国、楚国の順に、支配王朝の変遷を見てきた地であった。
秦朝、漢朝時代以降は、上海市域は海塩県、由拳県、類県などの諸県に分かれて管轄されていた。

上海市

時は下って、唐代の751年、呉郡太守であった奏准が華亭県を新設する。これが上海市エリアで初めて行政庁が設置された瞬間であった。華亭県の県域は今の上海地区呉淞江古道より南側で、川沙~恵南~大団のラインより西側一帯であった。以後、徐々に新県が誕生する中で分割されていき、県域が縮小されていくこととなる。

北宋時代、上海の大部分は華亭県と昆山県に、海側の崇明地区は海門県に帰属された。
南宋時代の1218年1月7日、華亭県から嘉定県が分離・新設され、現在の上海市域に二つ目の県城が築城されることとなる。

元朝時代の1277年、華亭県が華亭府へ昇格され、翌年には松江府へ改称される。松江府の下に引き続き、華亭県は含まれることとなった。 1282年に上海県が新設され、同じく、松江府の管轄下に置かれる。ちなみに、当時の上海県の領域は、現在の呉淞江古道より南の市街地と、青浦県と閔行区の大部分、浦東新区のほとんどと、南滙県全域が含まれていた。
元代後期、現在の上海市エリアには松江府と嘉定州、崇明州の2州、及び、華亭県と上海県の2県が存在していた。

元朝を滅ぼした明朝も、原則、そのままの行政区を踏襲する。以後も、分割・新設が繰り返され、明代末期の頃には、松江府および、これに帰属した華亭県、上海県、青浦県の3県、そして、蘇州府の管轄下にあった嘉定県と崇明県の2県および、金山衛が存在していた。

清代中期の1726年ごろには、松江府下には華亭県、上海県、青浦県、類県、奉賢県、福泉県、金山県、南滙県の8県と、太倉州下に嘉定県と宝山県の2県が置かれていた。
1805年ごろ、上海市一帯は基本的には10県1庁体制となっていたようである。すなわち、松江府下の華亭県、上海県、青浦県、類県、奉賢県、金山県、南滙県の7県と、川沙托民庁、そして、太倉州下の嘉定県、崇明県、宝山県の3県で構成されていた。

上海市

清朝末期の1843年、上海港が開港される。1845年には、上海市街地の洋涇浜より北側一帯には西洋人らの居留地が設置され、後にイギリス租界地域を形成するようになる。 1849年、虹口一帯にアメリカ租界地が開発される。その後、上海県の北側からイギリス英租界地の南側までの一帯に、フランス租界地が開かれる。
1863年、英国とアメリカの租界地が共有化される。 1899年には、これが上海国際共同租界へと改称される。以後も、ますます租界地区は拡大されていった。 1930年7月、上海特別市から上海市へと改称される。

しかし、日中戦争も激化する中で、1937年11月に上海も日本軍の手に落ちる。また、真珠湾攻撃後、英米と日本との交戦も激化する中で、1943年夏に日本軍の傀儡政権であった汪政府により、英米共同租界地とフランス租界地すべての没収が発表される。
戦後の1945年11月24日、国民党政府により旧上海共同租界地や旧フランス租界地のすべてが接収され、ここに上海の租界地は正式に終焉を迎えることとなった。1949年の中華人民共和国の建国以後、政府直轄地となり、今日に至る。

上海市

なお、元朝時代の1282年に初めて開設され、築城された上海県城であるが、その城壁跡はすべて撤去されたものの、一部の土塁は「古城公園」に保存されている。また、城郭都市時代の記憶は、今に残る路地や地名にはっきりと刻み込まれている。老北門郵便局、旧倉街、東門路、四牌楼路、スーパー城隍廟店、塩碼頭街、小南門駅(地下鉄)、王家碼頭街、小南門警鐘楼、南門ビル、中国移動老西門支店、銀行老西門支店、旧校場街、上海城隍廟など。
なお、現在の上海での有名観光地「豫園」は、かつて城内にあった貴族宅の庭園跡である。

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下絵図は、かつてあった奉賢県城を表す。清代中期ごろに築城されたものである。

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現在では城壁こそ、すべて撤去されていしまっているが、堀川はそのままの位置に残され、また古城内の路地にもかつての記憶が息づいていた。東門村、東門橋、南門吊橋、南門港大橋、城大路、奉城老街、西門路など。

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